「で、どこがわかんないの」 今井くんは、私の隣の席に座って優しくそう聞いてきた。 今井くんの声が……優しい。 「ん~……」 でも、今井くん。 「分かんないところが、分かんない」 そう。頭が悪い人は、分かんないところが分かんないのだ。