クール男子の取扱説明書




「俺も行く」


俺は、咄嗟にそう言っていて立ち上がった。


「え、そんな!いいよ!今井くんに迷惑かけられないよ」


「いや、迷惑とかじゃなくてさ。女子1人で何本も持てないでしょ」


俺がそう言うとほんのり顔を赤くした石原さんは、小声で「ありがとう」と言った。


「俺、ファンタで!」


「めんどい。適当に買ってくるから」


俺は、そう言って石原さんの手を引いてこの部屋を出た。
後ろからは、オレンジジュースがいい!ファンタがいい!コーラ!などといろんな飲み物を言い出すやつら。

俺は、そんなのもちろん無視してそのまま石原さんの手を握る。