「好きって……幸せで辛いんだね」 私は、そう言ったのっちを優しく抱きしめた。 何分間か、抱きしめたままでいると コンコン 部屋にノックの音が響いて、私とのっちは離れた。 「俺俺ー!」 ドアの向こうからそんな声が聞こえる。 「俺俺詐欺はお断りしまーす」 「……野村くんだ」 私の横にいるのっちが言った。 「え!まさか!」 私は、ドアの鍵を開けると、目の前には野村くんと……