「うん…好き。一目惚れだったし、付き合えてサイコー」



「きゃあっ、青井くん!?」



耳まで真っ赤になりながら言う青井くんを見て、



心愛まで真っ赤になっている。











「そっか、それならよかった。あたしがイケメンコンテストで矢野に勝たないと、心愛が大変なことになる」



「…え?」



「矢野が、あたしに勝つために心愛を貶めることを考えてるみたい」



「マジかよ、矢野ならやりそーだな」



青井くんは腕組みし、難しい顔になっている。



「心愛を守るために、もし矢野がなにか言ってきたら…言うことを聞かないで欲しいの」



「そんなん、もちろんだって。心愛は誰にも指一本触れさせない」



「きゃー、青井くんっ」



心愛、大興奮。