俺をこんなに好きにさせて、どうしたいわけ?

「寿くん!!あのね、あたし…」




現れた寿くんに駆け寄ろうとすると、後ろから矢野に引っ張られた。




それはもう、すごい力で。




「待てって言ってんのが聞こえねぇ?」



「離せよ」



「男言葉やめろよ、かわいー顔に似合わねーぞ?」



矢野があたしを抱きすくめ、そっと耳元で囁く。









瞬間、背筋がソクゾクっとした。



「ひゃっ…やめろ」



「寿のとこに、行くなよ…寂しい」



「…え?」



油断した隙に、耳を甘噛みされた。



今度は、全身にビリビリと電気がはしるような感覚に襲われる。



「きゃーっ!なにすんのよ!!耳っ…耳に…」



「あー、その反応そそられるわー。俺のこと嫌がる女を、虐め倒したい」



…はい!?



「へっ…変態なの?」