俺をこんなに好きにさせて、どうしたいわけ?

どう出てくるかと思えば。




「…おー、そうだな。その男装やめたら、付き合ってやるよ」




いや、なんでそこで上から目線?




「あたし、男装してるわけじゃないし。ってか、なんであたしがあんたに付き合ってもらわなきゃなんない!?」




「お前みたいな女、俺しか手に負えねーから。寿に…渡すかよ」




強引に、腕を引かれる。




突然で、なにが起きたのか理解できなかった。








「おい、わかってんだろーな。今日から俺のために女を磨けよ」




…はい?




「ちょっ…待て、なに言って…」




「寿のことが好き?んなもん、幻想だ。先に手ぇ出したの、俺だし。

この唇にも、肌にも…全部、俺が愛の証を刻みこんでやったんだろ。忘れたか?」




周りが、一気にザワついた。




こんな公衆の面前で、




なっ…なんてこと言うのよーっ!