俺をこんなに好きにさせて、どうしたいわけ?

「うっざ」




「どっちがうぜぇんだよ、寿に嫌がられんぞ?」




「寿くんは、そんな人じゃありませんー。あんたとは人格が違うの」




「同じよーなもんだろ。つか、あいつの方が節操ないから。一方的に押して、勝手に引いてく。

相手の都合なんて、全く考えねー。俺より自己中だね」




生意気そうな矢野の顔を見てると、もっと反撃したくなる。
















「へー。あんたより自己中な人間いるんだ?見てみたーい」




「だから寿だっつってんだろ。本気になったら、お前泣くぐらいじゃすまねーぞ。

いらなくなった女を、ゴミみたいに捨てんだよ、アイツは。今回だってそーじゃん」




「それでも、一応ポリシーあるじゃん。

あんたは、見た目なんでしょ?性格なんてどーでもよくて、姿が違えばあたしでもいいってことでしょ」




ああ、ダメだ。




矢野といると、あたしの嫌な部分が全開になる。




こんなやり取り、したいわけじゃないのに…。