俺をこんなに好きにさせて、どうしたいわけ?

「なにあれ」




え!?




声のする方向を見ると、後ろに心愛が立っていた。





「えーっ、インフルエンザじゃなかったの?」





「そうだと思ったのー。彼氏がひいてたから。だけどただの風邪だったみたい。ちゃんと検査してなかったんだよね~」





「なんだ…よかった、元気になったんだ?」




ホッとした顔を見せると、心愛がガッツポーズをしている。




「やっと、寿くんへの気持ちに気づいたんだ!美夜、カッコよかったよ!!さすがあたしの王子様」




えへへ~と頬を緩ませ、腕に抱き着いてくる。











「こらこら、心愛の王子様は青井くんでしょ?」




「そうだけどー、インフルエンザで休んでるし。王子不在の今、あたしの心の拠り所は美夜なんだぁ~」




デレっとしてるかと思ったら、急に顔を引き締めてあたしを見てきた。