俺をこんなに好きにさせて、どうしたいわけ?

なぜか、美琴の友達は全員コスプレしていた。




髪をツインテールにしてメイド服を着ていたり、カボチャの帽子をかぶっていたり、ドラキュラの仮装だったり。





「え…なに?」




「ハロウィンだよ~」




あ、なるほどね~。




だからクッキー焼いたりしてるのか。









「お姉ちゃんも、好きなの選んで」




美琴に言われるがまま、その中の衣装を手にする。




アリス…。




ガラじゃない!?




だけど一度は憧れる。




ブルーのワンピに白いエプロン、




黄金の髪に、大きなリボンのカチューシャ。









「意外だぁ~、それ選ぶと思わなかった」




美琴が驚いている。




うん、あたしも…。




今までのあたしなら、まずない選択肢。




だけど今は…




なんだか、そんな気分なんだ。