俺をこんなに好きにさせて、どうしたいわけ?

「あれ、そっか。ま、ホントにいい人だから今度会わせるね」




無邪気に笑う寿くんは、ホントに悪魔。




どこまでが本心なのか、まったくわからない。




矢野は、そのままフイとあたしたちから顔を背けてしまった。




そのあとしばらく寿くんと会話しているうちに、チャイムが鳴り




いつもの日常が始まる。




あっという間に時間が過ぎ、帰路についた。















家の中に入ると、クッキーの焼けるいい匂いが立ち込めていた。




「うわ~、おいしそうな匂い!」




「おかえりなさ~い、お姉様!!」




うおっ。