俺をこんなに好きにさせて、どうしたいわけ?

「あ…大丈夫」



そう言うものの、あたしの顔がそう物語ってないみたいで。




「翔太、なにかした!?美夜ちゃん、顔真っ赤…」




「なんか欲求不満みたいだぞ、この女」




はあっ!?




「よくそんなこと言えるな!!あたしに嫌がらせしてそんなに楽しい!?」




ガタッと立ちあがり、矢野に拳を突き上げる。









「こらこら、美夜ちゃん。女子が男子殴るとか、やめよ」




やんわり笑って、寿くんがあたしの手を押さえる。




「だけどっ…コイツ…」




「もー、いいから。翔太も、からかうのやめろよ。美夜ちゃんのこと泣かせたら、例え翔太でも容赦しないから」




あたしを守る手に…




なんだかホッとする。




胸が熱くなって、幸せな気持ちになってきた。