俺をこんなに好きにさせて、どうしたいわけ?

「お姫様…それ、あたしに一番相応しくない言葉だよ。

イケメンコンテストに出ようとしてた女だよ?」



「そんなことない。美夜ちゃんは、俺のお姫様」



そんな、姫を連呼されると照れる。



姫って、美琴みたいな子をさすと思うんだけどなぁ。



「お姫様…かぁ。そんなこと、夢見てたときもあったかな」








遥か昔、



それこそ、寿くんと遊んでいた頃。



女の子はみんな、



大きくなったら、お姫様になれるんだと信じていた。



だけどいつしか、忘れていた夢。



「今からでも、遅くないよ。俺が、美夜ちゃんの王子様になる。ただ、それだけのこと」



寿くんといると、



こんなあたしでも、お姫様になれるんじゃないかって、



勘違いしそうになる。