俺をこんなに好きにさせて、どうしたいわけ?

「あの子は、特別。俺の気持ちなんて…翔太には、わからない」




突き放すように、言う。




「俺だって、わかる。コイツは、他のヤツと違うってことぐらい」




矢野があたしの手を取ろうとしたら、




ひったくるように、寿くんがあたしの腕を強く引いた。




痛っ…って思うより先に、寿くんの叫び声が耳に飛び込んできた。












「だから違うっつってんだろ!!目ぇ、覚ませよ」



「は?テメー、俺とやんのか?」



バチバチと火花が散っている。



寿くんが、矢野とまともにやり合って、勝てるわけがない。




だって矢野は、元ヤンだから。