俺をこんなに好きにさせて、どうしたいわけ?

「おい、どした?寿…」



突然のことに、矢野も驚いている。




あたしが白鳥だってことには、気づいてないみたい。




「本気で好きな女ができたって、この子のこと?

ずっと、イケメンコンテストで1位になったら、遊び放題だって言ってたじゃん。

1人の女にこだわるなんて、翔太らしくない」




あたしから視線を外し、今度は矢野を見る。



矢野もベッドから起き上がり、寿くんを見据えた。








「俺も、ずっとそー思ってたんだけどな…遊ぶ意味が、わかんなくなった。

気晴らしに女遊びしてたけど、最近はそれすらストレスで。だけど、コイツに会ってから…」




「そんなの、気休め。翔太は、不特定多数の女の子と付き合って、学園の王子でいるのが合ってるよ」




「お…い、寿。どした?お前らしくないな」




一歩も譲ることなく、毅然とした態度で返す寿くんに、




さすがの矢野も、タジタジ。