俺をこんなに好きにさせて、どうしたいわけ?

「かわいい…いつも強気なくせして、こーすると、すぐ女になるよな」




かあっと、顔が熱くなる。




「飢えた男の前で、涙目とか反則。この辺でからかうのやめよーとしたけど、止まんなくなる…」




矢野の指が、あたしの髪を梳くように滑る。




「ひゃっ…」




これも、からかわれてる?




あっ…。




ズル、とウィッグがズレる感覚があった。




やば…。








何かを考えるより早く、慌てて頭を押さえた。




「お前…意外と、大胆だな」




へ…?