俺をこんなに好きにさせて、どうしたいわけ?

「とにかく、上がれよ」




「ちょっ…」




気づけば、あたしのカバンを勝手に家に持って上がってしまっていた。




こうなったら、入らざるを得ない。




クソッ、あのヤロー。





階段を、かけ上がる。




すると、そこに矢野の姿があった。










「俺、寝るから。お前はそこにいて」




「はあああぁ?帰るってば。カバン、返して」




「優しいな、これ買って来てくれたんだ?あとで食うから、ここ置いてるな。昨日から、全然食欲なくて…さ」




コンビニの袋を掲げたあと、ベッドに移動しサイドテーブルに袋を置く。




そしてそのまま、矢野はベッドに倒れこんだ。