俺をこんなに好きにさせて、どうしたいわけ?

いつの間にか玄関のドアが開いていて、




家の中から、矢野が顔を覗かせていた。




「遅っせーよ」




「お姉ちゃん、この人ってこの間あたしたちを助けてくれた人だよね?

連絡先交換して、もしかして、もうカレシになったの!?」




美琴が目を輝かせて、あたしと矢野を交互に見ている。










「ち、違っ…」




訂正しようとしたら、矢野が割って入ってきた。




「おう、妹。察しがいーね。ねーちゃんのカレシです」




「ちがーう!!」




「昨日、甘~いキスした仲だろ?今日はもっと次のステップに…ぐえっ」




病人だけど構わず、矢野のみぞおちにチョップをくらわせた。




「そーいうこと言うと、美琴が誤解するから!」