俺をこんなに好きにさせて、どうしたいわけ?

別にね、好きでやってる髪型だし。




ショートだし、立ち居振る舞いに、ひとつだって女らしさなんてない。




それでも、女として見られないのはなんだか屈辱。




あいつを…




見返してやりたい。




なんて、そう思ってしまう。




ちょっと前までは、男にビビってたけど…




あいつを潰すためなら、なんだってやってやろーじゃん!








「美夜~、どうしたの!?なんだか目が血走ってて怖い」




自分のクラスに到着して、驚愕の表情を浮かべるあたしを見て配した心愛が駆け寄って来た。