俺をこんなに好きにさせて、どうしたいわけ?

「美夜ちゃん、おはよ。どした?顔色悪いけど…」



登校するなり、門のところで寿くんに遭遇。



「別に…あ、そーだ。矢野から連絡あったの?」



「ないな…っていうか、翔太の心配するなんて、珍しーじゃん」



「別に…昨日も言ったけど、クラスメイトだし」



「そか。美夜ちゃんは、優しいからね。昔もさー、木にのぼって下りれなくなった俺を、助けてくれたよね」




…へ?



そんなこと、あった?



「覚えてない…」



「ええーっ!!ウソだろ」



「ごめん、全く…」



あたし、元々記憶力いい方じゃないしね。



明らかにがっかりしている、寿くんには大変申しわけないけど。