俺をこんなに好きにさせて、どうしたいわけ?

「あたし…恋愛とか、それどころじゃないの」



少し俯き、声を小さくする。




「え?」



矢野も、あたしの声を聞き取ろうとさらに顔の距離を縮めてくる。




ちっ、近い。




思わず顔を背けた。




自然と体を寄せてくる矢野から離れるように、矢野とは反対の方へとおしりをずらす。







「実はね、妹が病気がちで…親は妹にかかりっきりだから、家のことあたしが全部しなきゃいけなくて」



「お前の妹って…今日の?」



「そう」