今のキミが好き ~硬派な彼とあまのじゃくな彼女~


2人で並んで、いつものように彼は自転車を押して。

私は居心地のいい彼の左側にいる。

そこが自分の定位置のように。

落ち着く場所。

会話が少しぎこちなくて。

お互いに顔が見れない。

さっきまで・・・


ふふっ、変なの。


あっという間に家に着く。



2人でいる時間は本当にあっという間。



ガレージに自転車を置いて、鍵を閉め、私に「はいっ」と差し出す。



『・・・ありがとう』



『じゃ』



『うん、また明日』



手を振って別れる。


来た道を戻って行く彼の背中に



『なんで空き教室にいたの~っっ?』



って叫ぶ。


彼は振り返って一言



『お前、ウザイ(笑)』



笑って帰った。