今のキミが好き ~硬派な彼とあまのじゃくな彼女~


『・・・・・・・』



優しく触れ合った唇が離れて、彼はまたフイッと横を向く。

怒った時か、照れてるときの仕草。

今は・・・後者だ。



暗くなった教室でもわかる。

今彼は真っ赤。

照れて、もう私を見ようとしない。

なのに、片方の手は私の手を離さない。



『・・・・・ゴメンっ』



『・・・謝るなら最初からしないで・・・』




私は言葉を続ける・・・




『・・・・私は謝らないから・・』




掴まれた手をほどき、彼の頬を両手で包んで。


背伸びをしようとした時



彼は



彼の頬を包んでいた私の両手を掴んで離し、自分の腰に回させて。  







『・・・・俺も、謝らねー』






そう言って、私の顎に指をかけて上を向かせる。




そして、もう一度














優しい優しいキスをする・・・