Ri.Night Ⅲ


「俺、煌に電話した後、獅鷹に行ったんだ。その時凛音は倉庫にいなかった。倉庫にいた奴に『リンは今〇〇駅に行ってる』って言われて、俺はその後を追いかけた。

けど、凛音の姿は何処にも見当たらなかった。

そんな時、どっかの不良に絡まれたんだ。それで此処に連れてこられた」



「……あたしは倉庫で陽が男達に連れて行かれた事を知った。それで捜しに来たの。

そして捜している内に此処へ辿り着いた。此処に着いた時にはもう陽と喧嘩していた男達は倒れてて、男達はあたしを見た途端逃げて行った。

その時陽が倒れたの。とてもじゃないけどバイクで帰れそうにないと判断したあたしは煌に電話した。


──これがあたしと陽が一緒にいる真相だよ」



少しだけ乱れた息を軽く深呼吸して整える。


全て話した。

これで疑問は残らないと思う。


だから、もう帰ってもいいよね?

正直、もう限界だ。


平静を装って喋るのも、皆の真っ直ぐな瞳を受け止め続けるのも。


もう、限界。


早くこの場から立ち去りたい。