Ri.Night Ⅲ



覚悟はしてたけど、それでもやっぱりそれを目の当たりにすると胸が締め付けられて痛かった。


分かっていたのに、それでも痛い。


痛くて痛くて心が潰れそうだ。




それでも、最後まで伝えなきゃいけない。


あたしはまだ皆に肝心な事を伝えられていない。


“あの時”伝えられなかった想いを伝えないといけない。




それは、“ごめんなさい”よりも大切な事。



“ありがとう”





守ってくれて“ありがとう”


送り迎えしてくれて“ありがとう”


勉強を教えてくれて“ありがとう”


暴走に連れて行ってくれて“ありがとう”


特攻服を作ってくれて“ありがとう”


助けに来てくれて“ありがとう”




そして、仲間にしてくれて“ありがとう”




喧嘩もしたけど、それでも仲良く笑い合って共に過ごした。毎日が楽しかった。



たった半年だったけど、あたしにとってこの半年は本当に楽しくて充実した日々だった。


きっと、一生忘れない。