あたしのその言葉に、十夜を除く四人が目を見開いた。
それに追い討ちをかける様に再び口を開く。
「あたし達は、兄妹なの」
そう淡々と言い放つと、
「嘘……だろ……?」
彼方が呟く様にあたしにそう問い掛けてきた。
あたしと貴兄が兄妹に見えないのも無理はない。
貴兄はパパ似、あたしと優音はママ似だから。
でもね、あたし達が“兄妹”だと確実に信じて貰える方法が一つだけあるの。
「嘘じゃないよ。“証拠”、見せてあげる」
「証……拠?」
そう、証拠。
言い逃れ出来ない証拠。
「──優、そこに居るんでしょ?出てきて」
皆を見据えたまま、少しだけ声を張り上げて優音を呼ぶ。
すると、案の定優音は近くに居たようで、直ぐ近くの茂みから姿を現した。
「……っ、嘘だろ……?」
「そんなまさか……」
茂みから出てきた優音を見て絶句する鳳皇幹部達。
あたしとあまりにも似すぎているその風貌に、いつも無表情な十夜も顔を歪ませていた。
無理もない。
普段のあたしならまだしも、男装している今はどこからどう見ても双子にしか見えないから。
この風貌を見て他人だと思う者はいないだろう。


