Ri.Night Ⅲ



あたしのその言葉に、十夜を除く四人が目を見開いた。


それに追い討ちをかける様に再び口を開く。



「あたし達は、兄妹なの」



そう淡々と言い放つと、



「嘘……だろ……?」



彼方が呟く様にあたしにそう問い掛けてきた。



あたしと貴兄が兄妹に見えないのも無理はない。


貴兄はパパ似、あたしと優音はママ似だから。


でもね、あたし達が“兄妹”だと確実に信じて貰える方法が一つだけあるの。



「嘘じゃないよ。“証拠”、見せてあげる」



「証……拠?」



そう、証拠。


言い逃れ出来ない証拠。




「──優、そこに居るんでしょ?出てきて」



皆を見据えたまま、少しだけ声を張り上げて優音を呼ぶ。


すると、案の定優音は近くに居たようで、直ぐ近くの茂みから姿を現した。



「……っ、嘘だろ……?」


「そんなまさか……」



茂みから出てきた優音を見て絶句する鳳皇幹部達。


あたしとあまりにも似すぎているその風貌に、いつも無表情な十夜も顔を歪ませていた。



無理もない。

普段のあたしならまだしも、男装している今はどこからどう見ても双子にしか見えないから。


この風貌を見て他人だと思う者はいないだろう。