「じゃあ入れ。」 入ってきたのは、なんかもう、残念な感じの男の子。 女子の皆は、テンションガタ落ち。 「自己紹介しろー。」 「はい。」 私は、この声に聞き覚えがあった。 ずっと忘れられなかった、彼の声と同じだったから。