「なんだ。結構拾えてるんだ」
「え?これで正解なの?」
「あぁ。それでいい。全部正解だよ、多分」
「そうなの…?」
多分って。
黒田くんにも正解がわからないの…?
一体、なんの目的があってやってるんだろう。
不思議に思っていると、急に黒田くんが手を差し出してきた。
その手にはパッと見ではわからないけど様々なものが握られていて、思わず手で皿を作って受け取る仕草をする。
今、どこから出したんだろう…?
結構大きめのものばかりでとてもポケットには入りそうにないのに、さっきまで持ってなかったよね?
「で、これが俺が集めた分。キミが一緒に持ってて」
「黒田くんも探してるの?
たしか、やることがあるって言ってなかったっけ」
「あぁ、まあ…そっちは大したことじゃないから」
物の多さに手で受け取ることを諦めて袋を広げた私を見て、黒田くんはそう言いながら袋に物を入れる。
と、同時にギョッとしたような顔になった。
「それ……それも拾い物?」
「え?」
「ナイフ。これ、折りたたみ式のナイフでしょ」
黒田くんが持っていたものと交換するように袋から出したものは、芽衣さんが前回拾ったっていうナイフだった。



