私、決めたよ。
黒田くんを手伝う。
もの探し、するよ。
復讐なんて良くないことかもしれないけど…。
でも、これは私の勘だけど、黒田くんはただ復讐をしようとしているだけじゃない気がするんだ。
だって黒田くんは…陽くんたちみたいに、怖い顔なんてしてなかったもの。
みんなは復讐だなんだと騒いでいるけど、黒田くんからも、芽衣さんたちからも、そんなこと聞いてない。
次に会ったらきちんと聞いてみよう。
黒田くんは…何をしているのか。
それまでは、黒田くんを信じていよう。
じゃないと、だって、信じるものがなくなっちゃうもん。
こんな危険なところで、信用できる人もいなくて一人ぼっちだなんて、そんなのどうしろって言うの?
それこそ何も出来なくなってしまう。
沸いて出てきた不安を押し込めるようにグッと息を吸い込んで、再び結菜ちゃんに向き直る。
「…それで?私を身代わりにしようとしてるっていうのは、どういうことなの?」
「…ぁ…愛菜は…〈あの子〉に襲われて逃げ切れないって判断したら、舞を突き飛ばすか何かして、囮にして逃げると思うから…」
「思う?聞いたわけじゃなくて?」
「聞いてなくてもわかるよ!ずっと一緒にいて、見てきたんだもん…愛菜の考えてることなんて、どうせ自分と陽のことだけなんだから!」
「…………」
「愛菜はね、陽が好きなんだよ。
だから陽と仲良くなっちゃった雪をいじめたんだ!」



