わたしはみんなに殺された2〜贖罪の時〜






そうだ。まだ、何があったのか聞いてない。


今の言い振り。結菜ちゃんも愛菜ちゃんも、絶対何か知ってる。


ううん、関わってたんだ。



「…結菜ちゃんたちは、黒田くんに何したの?」


「っ……!」


「これは、黒田くんからの復讐だって。陽くんが言ってた。
復讐されるようなことをしたんだよね?」


「………、……」



ごくりと結菜ちゃんが唾を飲み込むのが見えた。


真っ青な結菜ちゃんを問い詰めるのは少し心苦しいけど…そんなことも言ってられない。



「…お願い。教えてほしいの。
愛菜ちゃんが戻ってくる前に…」


「!」



結菜ちゃんのこの怯えっぷりは、ただ事とは思えない。


まず間違いなく、さっきの陽くんみたいに『私の知らない愛菜ちゃん』が存在するのは確定だろう。



それなら、愛菜ちゃんが戻ってきた時点でこの話はもうできなくなる。


だって自分に不利な内容、話させるわけないもんね。



陽くんが無言を貫いたように、愛菜ちゃんだって結菜ちゃんを巻き込んで誤魔化すに違いない。


正秀くんの死を目の前にした時の愛菜ちゃんの怖さは、私に隠していた部分だったんだ。