わたしはみんなに殺された2〜贖罪の時〜





「………舞」


「!結菜ちゃん。落ち着いた?」



ポツリと聞こえた声に急いで駆け寄ると、差し出した腕を結菜ちゃんがガシッと掴んだ。


…その手は、カタカタと震えている。



「…結菜ちゃん?」


「…信じちゃ、ダメ。愛菜を…信じないで」



…違う。手が震えてるだけじゃない。


青白い顔をした結菜ちゃんは、細かく全身を震わせて何かに怯えているように見える。



何かに……愛菜ちゃんに?



ちら、と教室の出入り口を見る。


…愛菜ちゃんはまだ帰ってこないよね。



少しだけ声を潜めて、口を開く。



「どういうこと?愛菜ちゃんがどうしたの?」


「愛菜は…愛菜は…っ、舞を、身代わりにしようとしてる…!」


「………!?」



思ってもいなかった言葉に、目を見開く。



身代わり…?何の?



『復讐しに来たんだよ!』



ついさっき聞いた陽くんの声が、フッと頭の中を横切った。


…もしかして、復讐の?