わたしはみんなに殺された2〜贖罪の時〜





私の言葉に、悠人さんが考えるそぶりを見せた。



なんというか…鋭い目線がさらに鋭くなった気がする。




……………。


あ。そうだ。私は石があるから〈この子〉じゃないってわかるけど、悠人さんからしたら私は怪しい以外の何者でもないのか。



そこまで頭が回ってなかった。



悠人さんは〈この子〉じゃないし…見せてもいいかな?



ポケットから石を取り出して、悠人さんの目の前にかざす。


石は光っていない。ということは、中にいる2人も本物でまず間違いなさそうだ。



「あの…これ、わかりますか」


「…あ?お前それ……前回狛が持ってやがったやつか?
〈この子〉が近くにいると光るとかいう」


「えと、それはわからないんですけど…そうです。それです」


「…なるほどな。わかった、見てきてやるよ」


「ありがとうございます!」




…3人の会話から感じてはいたけど。


やっぱり、見た目より全然優しい人だ。悠人さん。



目付きが鋭いのと言葉遣いが荒いので誤解してたけど、あの人は信頼できる気がする。



私が来た方向に歩いていく悠人さんを見送って、教室に入る。


教室の中心でなにやら話し込んでいた様子の2人が、扉を開けた音に一斉に振り向いた。



朱里さんがバッとこちらに懐中電灯を向けたものだから、反射的に目を瞑る。



「わっ、眩しい…!」


「…あれっ、舞ちゃん!」


「あら。ごめんなさい、光向けちゃって」


「い、いえいえ…」