すれ違い、片思い


『おはよ、亜紀。で?昨日何があった?言って?』



朝起き抜けにお説教ですか・・・



『何も、ないです・・・』



思わず枕を抱え、身構えてしまう。

とりあえず正座。



『何も無いわけ、無いよね?』



あの、圭さん、かなり怖いです。



『え~っと、本当に、何にも・・・』



じっと私の顔見て溜め息をつく圭。



『わかった。もう、聞かない・・・』



『うん、是非、そうしてください』



しばしの沈黙。


花ちゃんも結衣ちゃんも、私達のやり取りがよっぽど嫌だったんだろう。


パジャマのまま顔だけ洗って、お隣の部屋に避難してしまっていた。