すれ違い、片思い


自分の部屋に戻ってから、私は圭の顔をじっと見ている。


結構長い時間。


そんな私の様子を、遠巻きに、おかしな物を見るような目で花ちゃんと結衣ちゃんが見てる。

はたから見たら、変だろうね


痺れを切らした圭が口を開く。



『亜紀?気持ち悪い』



『あ~っ、ごめん。圭、かわいいっと思ってww』



『亜紀に言われたくないっ!』



え~言わせてよ。



『圭ちゃん、かわいい!』



『亜紀・・・ウザイ』



例えウザがられても、圭は本当にかわいい。



『ねぇ、亜紀ちゃん。そろそろ本気でやめたほうがいいかも、よ?』



花ちゃんが心配そうに声に出したとき



バフッ



何かが私の顔面に当たった。


・・・枕だ。



・・・そうだった。


圭は私が部屋に帰ってくるのが遅かったから機嫌が悪いんだ。


電話にも出なかったから尚更。


戻るなり怒鳴られた!


でも怒鳴られた事も圭の顔を見てたら大和の顔も浮かんできて。


うん、美男美女だなぁ、なんて。1人で想像して。
またニヤニヤしちゃって。



バフッ



『ぃたぃっ』



もう一個飛んできたー!!



『ほら、いわんこっちゃない』



結衣ちゃんがつぶやく。


その日は圭に「お休み」さえ言ってもらえなかった・・