すれ違い、片思い


『あーっ、もうこんな時間っ。遅くなってごめんっ。多分、亜紀ちゃんのスマホ、前田からの着信で一杯だと思うw 』



言われてポケットからスマホを取り出す。



『??ホントだっ!どうしてわかったの?』



見ると、圭から5回も着信が。



『ずっと、ブー、ブーって振動してたww 気づかないくらい一生懸命俺の話聞いてくれてありがと。』



大和が私の頭をポンポンと優しく叩いて、中学の時から伸びた身長を感じて…なんだかドキドキしてしまった。

そう言えば西谷も身長、伸びてたな…



『戻ろっか』



『うんっ。あっ、オレンジジュース、ありがと。』



『いつかのお詫び分!』



『うん? あっ、それだったらドーナツが無いよw?』



『お前…亜紀ちゃん、いやあえてお前って言う!食い意地張りすぎ!』



そう言って大和は私の髪をくしゃっと撫でた。