全然気づかなかった…分からなかった…
大和が圭を好き、なんて。
『あっ、好きって気づいたのが最近。でも、きっと俺中学んときから気になってたと思う』
『そうなの…?』
『まぁ、功の気持ちに気づかなかった亜紀ちゃんには俺が前田を好きってわからなくて当然だろな。で、質問の答えは?アイツ彼氏とか、好きなヤツいる?』
『わかんない・・・』
『えっ?そんな話、前田としないの?』
『うん、しない、かな…?あっ、でも部屋に戻ったら聞いとく!!うん、任せて!』
明らかに落胆した表情の大和を見て、大袈裟にガッツポーズを作ってみるけど…
『・・・亜紀ちゃん大丈夫。俺自分で頑張るから。亜紀ちゃんは前田に何も言わないでね? で、これは俺からのお願いだけど、亜紀ちゃんは、もう少し周りに目を向けてみて?』
『??』
そう言って大和は私の腕をとりソファーから立たせた。

