すれ違い、片思い


大和の告白を聞き動揺してしまった私は、一度ソファーから立ち上がったものの、すぐにへなへなと腰砕けになり、床に尻もちをつく。



『おいっ、亜紀ちゃん、大丈夫?』



そう言ってへたり込んだ私を支え、もう一同ソファーに座らせてくれた。



『・・・大丈夫・・・』



ソファー脇の自販機で大和が飲み物を買う。



『亜紀ちゃんは、、オレンジでいい?』



『う、ん。』



いつも私が購買でオレンジジュースを買っているのを大和は知ってる。



『はいっ、どうぞ。』



差し出されたオレンジジュースは思いのほか冷たかった。
きっと私の体温が上がってるせい・・


ありがとうも言えずに固まっている私に



『気づかなかった?』



と、大和はニコッと笑いながら質問を投げかけてくる。


その笑顔は男の子なんだけど、どこか可愛くて、前に林さんが言ってたことを思い出してしまった。


あっ、今はそんな話じゃなくて、



『全然っ!全然気づかなかった!えっ?いつから?』



『う~ん、最近?』



『最近?』