すれ違い、片思い


山を降りるのは案外あっと言う間だった。

大和達5組のグループと私達のグループで一緒に話しながらだったから。



『大和とはクラスが違うから、なんだか中学校に戻ったみたいだねー』



なんとなく、そんな事を思って口に出してみる。


圭は案の定



『せっかく平和だったのに・・・』



とブツブツ。


そんな一言を大和が聞き逃すはずもなく



『前田、俺の荷物持ちに決定~っ!』



なんて、自分のリュックを圭に背負わす始末。


そんな圭と大和を横目に、私と西谷はなんとなく並んで歩いた。


本当に、中学に戻ったみたいで嬉しかったな。