すれ違い、片思い


『見てみて!圭、絶景~』


声を張り上げた私を西谷たちがびっくりした顔で振り返る。


そんなに大きな声だったかな?
ちょっと恥ずかしくなって下を向くと、



『福島さん達、頑張ったね』



と石原君が声をかけてくれた。



『ありがと。でも最後まで登れたの、石原君達男子のおかげっ』



『そんなことないよ。自分の力で2人とも良く頑張ったよ!』



『いやいや、みんなのおかげです。ね?圭?』



本当に男子のおかげなんだ。私と圭の荷物を3人で分け合って持ってくれたから。


私達が弱音を吐く度にガンバレと声もかけてくれたし。