すれ違い、片思い


『おーつ、功!部活行こうぜっ』



下校時間、大和が西谷を呼びに教室にやってきた。

教室をぐるっと見渡す大和。

うん?大和、誰か探してる?

西谷は自分の席で鞄に教科書を詰め込んでる。



『誰か探してる?』



何気なく聞いてみた。

あれっ?一瞬顔が赤くなった?

いや、気のせいかな?ちょうど西日が差し込んできてるし。


誰も探してないよ、と大和が首を横に振る。



『おう、大和お待たせ。行こ。あれ?福島、前田は?』



教室の扉にさしかかった所で西谷が私を振り返る。



『先生に呼ばれて職員室行ってる』



『そっか、じゃあお先~。気をつけて帰れよ!』



西谷と大和が手を振り、教室から出て行った・・・

 

と、同時に