すれ違い、片思い


『「痛っっ」』


『お前ら、その一途とか言う言い方やめろや。』


背後には何かを棒状に丸めた武器を片手に、大和が立っていた。


『ありゃ、大和、聞いてた?』


圭が憐れみの眼差しを大和に向ける。


『お前らが「きゃー今年も一緒~っ」なんてやってると思ったらいきなり俺の名前聞こえるし。クラス分け見る楽しみ減ったやんけ』


ちぇーっと大和が頬を膨らませるから


『ごめんごめん』


と謝っておいた。


『あーっ、でもお前らの言う通りかも。俺、功と離れんの、淋しい…これで2年連続・・・』


『やっぱりこっち系!爆笑!』


圭が大声で笑う。私もつられて笑う。


『俺、そっち系ちゃうし』


背後から西谷の声。