「何にもわかってない!努力しないで何でもできる人なんかいない!」
「はあ?何言ってんの?頭おかしいんじゃないの?」
女の子たちをにらみながら叫ぶと、彼女たちはバカにしたように笑った。
でも、神城君の事をこれ以上言いたくなかった。
彼だって、誰にも知られたくないんだろうから……。
「……オレの彼女に何してんの?」
冷やかな声がして、女の子たちは一斉にそちらを振り返った。
それと同時に、神城君が彼女たちを押しのけて、私の隣に立つ。
「彼女……?」
「え?ウソでしょ?桜葉さんが神城君の彼女って……」
神城君の発言に、女の子たちは動揺を隠せないようだった。
……もちろん、私もその中の1人。



