神城君の彼女に……なれ?!
え、そ、それって一体、どういう意味……?
「嫌なの?んじゃ、オレは帰るよ」
「あっ!わ、わかりました!なりますなります!彼女になります!」
帰ろうとした神城君の腕を必死につかんで、私は慌てて返事をした。
私の言葉に満足したのか、神城君はニッコリ笑った。
「じゃ、取引成立。よろしく、海花」
「えっ?!あ、はい……」
下の名前で呼ばれて戸惑う私。
でも、何で私を彼女になんか……。
神城君にとって、何の得があるってワケ?
暗い校舎内を神城君の後について行きながら考えたけど、全く思いつかなかった。
彼女になりたいって人なら、たくさんいるのに、何で私?



