完璧男子に興味なしっ!



教科書がないと、課題はできない。


早起きして学校へ行ってやるというのも手だけど、明日の数学は1時間目。


大の苦手な数学の課題を、朝早く登校してやる事なんて私には無理だ。



「取りに行くしかないかなぁ……」



カバンに入れたのは気のせいだったのかと、首を何度もかしげながら、私は学校へ向かった。


学校に着いたのは、8時半を少し過ぎたところだった。


夜の学校は、想像していた以上に不気味。


本当に幽霊が出るんじゃないかってくらい、怖いんだけど……。


ど、どうしよう。



「あれ?桜葉さん?どうかしたの?」


「っ!」



ビクビクしながら校舎を見上げていた私は、突然名前を呼ばれて、心臓が止まるかと思うくらい驚いた。