栄枯盛衰


弱肉強食


この世は本当に世知辛い



でもだからこそ胸を張って生きてゆきたい



今の私

恥じることは何も無い

そう信じたい



私の中の私の心

何も恥じることは無い





上も下も無いのに

確かに存在する上と下



ならば私は下を見て上を見る



それを馬鹿だと笑われても

下を見ずに上を見ない




小雨降る
夜の駅

姿の見えぬ列車の音

見上げた夜空

霧状に舞う雨

皆伏せ目で一心に

忙しく触る四角

誰も見ない

この事の顛末を




ならば私は
焼きつける

この夜の一片を