「じゃあ、頑張ってね!」


「はい。
今日はありがとうございました。

また今度、楽しみにしていますね?」


「わ、わかった!」





戸締りをしたセイくんと、家の前で別れる。

ニコッと笑ったセイくんの笑顔は、どこか意地悪そうだった。





セイくんと別れ、あたしは1人帰り道を歩いた。



セイくんがバイトって、やっぱり信じられないかも。

お金貯めているのかな?

何のため?

いつからバイトしていたんだろう?




今度聞いてみようっと!








「ただいまー!」


「お帰り、愛ちゃん」


「あ、おじちゃん!いらっしゃい!」





家に帰宅すると、おじちゃんがいた。

そういえば今日パパと飲むって朝、パパ言っていたっけ。