━━━ トントントン。 ノックの音で目を覚ます。 「...はーい」 ドアを開けると奈央さんが立っていた。 「おはよ。もうすぐ朝ごはんだからリビングに来て」 そう言うと私の言葉も待たず去っていく。 クールだ。 クールか? 昨日会ったばっかりだから愛想がないのは仕方ない。 にしても、一緒に住む事になったんだからもうちょっとこう...ねぇ? まあいっか。 一緒に住む事に反対されてるなら出て行けばいいんだし。