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体育館。


ステージ下手から体育館を見下ろした。


「さて、魔力少しだけ分けてよね?」


私は微笑み、シュエルの前に立つ。


「は?」


私はシュエルの唇に自分のそれを重ねた。


「…!」


シュエルが目を見開いた。


魔力を吸い取る。



「…っはぁ、お前ッ」


シュエルがガクンと床に膝をついた。


「ふふっご馳走様」


「何やって…っ」


「あのシュエルが女に先手を取られた…。」


「じゃ、記憶操作してきまーす」


「…っあ、おいっ」


「ん、何?」


「大丈夫、なのか…?」


「ふふっ私を誰だと思ってる?天才魔女よ」






魔界で唯一、天才魔女と呼ばれる少女の名は、


……___ロゼリナ・ファントムメィ。



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