「なぁ、お前この三日間来なかったよな?
一日目は用事あるとか言うてたからいいけど、なんで二日間も来なかった?」

私の嫌いな目を向けながら憎むような口調で問うてきた。


「…体調が悪くて、寝込んでた」

理由は違う。ただ、茉莉ちゃんに会うのが怖かった。そして、彼らが変わっていく姿にも、いつか私を捨てるのではないかと言う不安があって来れなかったって言えない。


「嘘だろ?」

「嘘じゃない!本当だよ!」


気づかれた。私が恐れていた事が彼の口から零れた。



「昨日茉莉に会ってたんだろう?」

「えっ?」

「とぼけんなよ、茉莉に会って姫辞めろって脅しただろ?辞めなかったら殺すって言ったんだってな?」


「なにそれ…知らない」