ふちどられたミライの中で【ケータイ小説向上の会企画作品】

「終わっちまう・・・・んだな・・。」



伸ばしていた足も居場所を無くし、腹にピタリとくっつく。そしてその二本の足は両腕にくるんだ。



これ以上は小さくなる事など出来ない。だがもちろん炎は勢いに乗るばかり。




「虚しいよなぁ・・・・・。」



幕を閉じるにはあっけなさすぎて虚しさだけが募ってゆく。母さんと父さんに恩も返せないまま・・・



結局、ちっぽけな存在だ。



俺なんて、


塊のほんの一部の薄皮のようなものなのだから。




「はははっ・・・はっ・・・。」



もう、笑う事しか出来ない。顔を引きつらせる事しか出来ない。




「あはっ・・・ははっ・・・。」




炎が煙と共に天井にまで到達、もう自身の最期を感じさせたその時―――、




カシャン、と窓ガラスが後方で割れ、振り返る暇も無く誰かの声。





「早くっ!!!こっちに手を伸ばしてぇっ!!!」