ふちどられたミライの中で【ケータイ小説向上の会企画作品】

倒れていたために煙を多量に吸ってはいなかったが、呼吸が苦しくなりつつある。熱さのせいで体もうまく動かない。



そしてまだ頭がクラクラしている。




逃げようとか、それさえも分からず徐々に追い詰められてゆくしか無かった。




やっぱり、無茶な事するんじゃなかった。母さんが喜びそうなものを何か一つ買ってやるだけでも十分だったのかもしれない。




今となっては全てが後悔で。



俺に残された道は只一つ



炎に焼かれて死ぬ、ことしかないのだ。





それだけはひしと感じていた。特に目立つような人生でもなかったが、あっさり終わりを遂げると思うと悔しさと悲しさがこみあげた。




炎が揺らぎ、



そして勢いを増す。








もう、



終わったんだ―――。